日本の建築の歴史5

2023年3月7日(火曜日)

第5回目は、明治時代~昭和時代の建築物についてです。

 

明治中期からは住宅の西洋化が進みます。
庶民の家はまだまだ江戸時代のままでしたが、裕福な家庭では西洋風のスタイルの家屋を立てることがステータスとなっていきます。
擬洋風建築とは、幕末から明治頃に日本の各地で建築された、
「日本人の大工、宮大工や左官職人らが、西洋人の建築家が設計した建物を参考に、見よう見まねで建てた西洋風の建築物」を指します。
長野県松本市にある、「国宝旧開智学校校舎」がその代表例です。

国宝旧開智学校校舎

 

 

大正時代に入ると、西洋化のムーブメントはさらに加速します。
大正時代の建築物として、有名なのが辰野金吾の手掛けた「東京駅」
2000年代に入ってからの復原計画が進み、今も昔の風情を残し、
多くの人の行き来を見守っています。

 

その後、日本は太平洋戦争に突入し、本土空襲によって多くの建物が焼け落ちてしまいます。
戦後の復興期からは、鉄筋コンクリートの建築物が次々と立ち始めます。
現代に使われている鉄筋コンクリートの元となる方法は1861年のパリ博覧会で発表されていました。
鉄とコンクリートのリミックス!
引っ張りにも圧縮にも強い、最強の構造の誕生です。
「酸化」という宿命がありますが、丁寧にメンテナンスすれば、
火にも地震にも強い素材です。
人口の増加にともない、それまでには見られなかった団地や大規模アパートが作られはじめたのもこの頃です。

 

下の写真は東京駅。

ビーエフエステート株式会社

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