西洋の建築の歴史2

2023年3月17日(金曜日)

第2回目は、古代エジプト建築についてです。

 

古代エジプト建築もメソポタミアと比肩しうる建築の歴史をもっています。
古代ギリシアへの直接の影響をもたらしたという点では、
ヨーロッパ建築にとっては非常に重要と言えます。

 

ピラミッドが完成したのは古王朝時代(紀元前2654~前2145年頃の間)と言われていますが、
このピラミッドという形式をそのままギリシャ建築が受け継いだわけではありません。
時代の流れと共にピラミッド建造は次第に廃れて形を変えていきます。

 

紀元前1490~前1468年頃に建設された、古代エジプト唯一の女性ファラオのハトシェプスト女王葬祭殿
にはギリシャ建築との類似点がかなりあります。
列柱とテラスを組み合わせた構成が特徴です。
三角錐のピラミッドとは異なり、
テラスが段々になっていて、(今で言う、「ひな壇」のような構想)
列柱の隙間から光が差し込み、
明るい開放的な印象を受けます。

 

他、カルナックのアモン神殿等にも
「列柱廊」や、
円柱の柱頭にパピルスの蕾や花などをあしらう「柱頭装飾」といった、ギリシア建築との類似点があります。

また、
古代メソポタミア建築と古代エジプト建築を合わせて「古代オリエント建築」といいます。

 

↓写真は女性ファラオのハトシェプスト女王葬祭殿。

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