西洋の建築の歴史6

2023年3月27日(月曜日)

第6回目は、ビザンティン建築についてです。

ビザンティン建築の代表例はトルコのイスタンブールにあるアヤ・ソフィアです。(ハギアソフィア・聖ソフィア)
↓写真

トルコは位置的にヨーロッパとは言えませんが、ビザンティン建築がもともと東ローマ帝国をルーツにもつことを考慮して、西洋建築(の一部)として、
考えます。

ビザンティン建築は、
カトリックの教会運営から分裂したもう片方の宗派、東方正教会で発展した建築手法です。
ビザンティン建築の特徴は、ドームです。
アヤ・ソフィアは、紀元360年ローマ帝国時代にキリスト教聖堂として完成しました。
537年に東ローマ帝国(ビザンツ帝国、ビザンティン帝国)時代に焼失のため再建されました。
バシリカ式教会堂で上部にドームがあります。
ドームの地上からの高さ:55m
ドームの半径:南北方向31.87m、東西方向30.86m
となっています。

 

また、イタリアのラヴェンナに位置し、
カトリック教会のバシリカである、サンビターレもビザンティン建築の代表例です。
世界遺産にも登録されています。
八角形の集中式平面という特殊な平面構成を持ち、初期ビザンティン建築の特徴であるモザイク画があります。
モザイク画は、鉱石など色のついた小さな石や貝殻を埋め込んで絵を構成しています。
物質を埋め込んでいるために退色することが少なく、古い時代のものでも比較的保存されやすいです。

その場の人々を包みこむようなドームや
絵画があることで
当時の人々は神が傍で見守っているような
あたたかさを感じたかもしれません。

ギリシャ建築の建築物と比べると、
ビザンティン建築では「神の存在」の距離を近く感じます。

 

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