不動産投資:オーナーさんが法人化?

2023年8月3日(木曜日)

今回は、個人オーナーさんが法人化し、

設立した会社の事業主となるメリットとデメリットをご紹介いたします!

 

まず、通常の法人化、会社設立の流れ同様に、

個人オーナーさんが初期費用である資本金を貯め、法人口座を開設し銀行で運用。

発起人や代表取締役を決め、印鑑の作成(会社実印や会社銀行印等)し、印鑑を登録。

法務局へ司法書士が作成した定款や登記申請書の記入、提出をし、税務署や都道府県税事務所、市町村役場、年金事務所などに設立の届出などを行います。

 

(※上記は簡略した流れとなります。お手続きには例外などもございますので、ご留意ください。)

 

 

長く複雑なお手続きを終えれば、晴れて会社の代表取締役です!

 

さて、

それでは、法人化した際のメリット、デメリットを見ていきましょう!

 

メリット:

  1. 銀行からの融資が受けやすくなる!

個人オーナーに比べ、厳しい会計処理の義務が課され、登記登録されている会社は銀行からの社会的信用度が高く、

融資が通りやすい傾向があります!

収益物件を増やしたい際、信用度が高ければ高いほど、多額の融資を受けられる可能性があります!

 

2.節税効果を期待できる!

給与所得によって所得税と住民税が大きく変動する(最大55%)個人オーナーさん。

しかし、法人化する事で、実効税率が20~30%前後に抑えられることがあります。

又、生命保険の保険料なども、経費として算出する事ができます。

(※社会通念的に妥当な目的、額でないと税務署から連絡が来る可能性がございますので、

法定範囲内且つ適切な会計が求められます!)

 

3.赤字の繰り越し期間が長くなる!

個人オーナーさんでも法人オーナーさんでも、青色申告はしているでしょう。

双方の違いは、個人オーナーさんが赤字を繰り越して申告できる期間が最大3年間なのに対し、

法人オーナーさんは最大10年間の繰り越しが可能です。

(※複式簿記や白色申告の方は異なります。)

 

 

デメリット:

  1. 法人として会社を設立する際、費用がかかる!

設立初期費用として、主に下記の費用が必要となります。

・司法書士報酬

・不動産取得税

・登録免許税

・印紙税

・税理士の顧問料(毎月)

・法人決算の確定申告費用(年1回)

 

  1. 損失が出ても、最低7万円前後の法人住民税支払い義務有!

不動産収益で赤字が出てしまい、法人所得がマイナスの場合でも、

法人住民税を支払わなければなりません。

 

  1. 売却益にかかる税率が個人オーナーさんより高くなる可能性

5年以上所有していた不動産を売却した時に発生した利益にかかる譲渡所得税が、

個人オーナーさんでは約20%に対し、法人オーナーさんでは期間関係なく、約30%前後の税率がかかります。

 

 

いかがでしたでしょうか?

上記の他にも、法人化によるメリット、デメリットはございます。

 

個人様、法人様、双方からご相談をいただいております!

是非、お気軽にお問い合わせください!

 

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