サステナビリティと不動産　②環境認証取得物件の価値

環境性能に関する第三者認証（CASBEE、LEED、BELS、DBJグリーンビルディング認証など）
を取得した物件は、
賃料と資産価値の上昇が実証されています。

 

調査によると、認証物件は非認証物件と比較して
賃料は平均3〜7%、不動産価値は6〜11%
上がっていることが確認されています。

 

投資市場での評価も高まり、
ESG投資の観点から国内外の機関投資家が認証物件を優先的に選定する傾向が強まっています。

 

特にグローバル企業のテナントは、
自社のカーボンニュートラル目標達成のため、環境認証物件を選好する動きが顕著です。

 

運用面でも、高い環境性能による水道光熱費の削減（一般的に15〜30%）や、
長期的な設備更新コストの低減というメリットがあります。

 

テナント側にとっても、
従業員の健康・生産性向上や企業イメージ向上などの付加価値があり、
Win-Winの関係が構築されているのです。