ZEHマンション
ZEHマンションについて、取り上げます!
◎ZEHマンションの意味
最近見聞きすることが多くなった「ZEHマンション」!
ZEHは「ゼッチ」と読みます。
経済産業省では「断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、
室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、
再生可能エネルギーを導入することにより、
年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」と定義しております。
国では、ZEHマンションを省エネ性能に応じて
「ZEH-M」、「Nearly ZEH-M」、「ZEH-M Ready」、「ZEH-Oriented」の4つに区分し、
住戸の多い高層マンションほど満たすべき省エネ率が低く設定されています。
また、評価については、入居検討者が参考にしやすいように住棟単位(専有部分+共用部分)での評価基準に加え、
住戸単位(専有部分のみ)での評価基準も設けられています。
◎ZEHに住むメリット・デメリット
メリット
・高い断熱性能や高効率設備を備えているので、月々の光熱費を安く抑えることができます。更に、太陽光発電などによって創出したエネルギーを売電して収入を得ることも、可能なケースも!
・高断熱の家は、室温を一定に保ちやすいため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
・台風や地震、大雪などの災害によって停電時でも、太陽光発電や蓄電池を活用して電気の使用が可能!
・ZEHに認定された住宅の場合、住宅ローン控除の対象となるローンの借入残高が4500万円と、一般的な住宅(3000万円)よりも高く設定されています。(※いずれも2022年、2023年に入居した場合です)
デメリット
・ZEHには太陽光発電パネルや省エネ設備などを導入する必要があり、その分、通常のマンションよりも工事費用が高くなりがちです、マンション価格も高くなる可能性があります。
・太陽光パネルや各種省エネ設備を取り付けるために、屋根のデザインや間取り等が制限される可能性があります。
・太陽光発電は天候に左右されるため、日照量の少ない梅雨時や冬季は十分な発電量が得られない場合もあります。
◎ZEHの未来
この10月からフラット35S(ZEH)がスタートし、
ますます注目の「ZEH」!
脱炭素やSDGsの意識の高まりを受け、環境に優しい住宅の開発はこの21世紀で加速するでしょう。
20世紀は強度の強い住宅(RC造)の開発が主でした。
鉄筋とコンクリートの弱さと強さをリミックスして、引張りにも圧縮にも強い住宅の開発が進みました。
しかし、鉄なので酸化という宿命があります。
また、20世紀のエネルギー開発は主に戦争のために進んでいました。
ZEHには、現在コスト高・エネルギーの供給が不安定・間取の自由さがないといったデメリットがありますが、
技術が進めば、デメリットも解消されるでしょう。
エネルギーも、太陽だけではなく、風・水・地熱といった複数のエネルギーをリミックスすることで、
発送電分離にも一役買い、エネルギー供給の安定した未来が築かれることを願っています。
科学技術が人々を幸福にする道具として、活躍され、人と地球に優しい住宅が増えるといいなと思います。
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ビーエフエステート株式会社
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〒107-0062 東京都港区南青山5-4-35 たつむら青山811営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
電話番号:
03-5778-9888(代表)
03-6427-4888(賃貸管理部)FAX番号:03-5778-9887
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2024年4月23日時点
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