収益物件の利回り、表面利回りに惑わされないように(1)
皆様、こんにちは。投資家の皆様は、収益物件を探す際は、最も重要視するのは何でしょうか。
今回は、利回りについて考えてみました。
不動産投資で高利回り物件というと、10%以上というのが長らくの目安でしたが、
ただ、ここ数年来の価格上昇のため、以前に比べると利回り10%以上の物件は少なくなってきました。
こうしたなかで「利回り10%以上」にこだわって物件を探していると、あまりよくない立地だったり、
築年数が古くて耐用年数がほとんど残っていなかったりと、
投資家の皆様のご希望条件に合わないケースが多いかもしれません。
利回りの高低はリスクと表裏一体、というところがあります。
多くの不動産投資サイトで物件情報に表示されている利回りは、「稼働率100%を前提にした年間家賃収入」を
「物件価格」で割った「表面利回り」です。
表面利回りに惑わされて失敗している人も見受けられます。
新築で高利回り物件も最近ちらほら出ていますが賃料設定が高い!って思うものもありますね、、。
築年数が古くなるほど表面利回りは高くなりそうです。
たとえば、「表面利回り10%で価格が5,000万円の物件A」と、「表面利回り5%で1億円の物件B」では、賃料収入は同じ
年間500万円となり、価格の低いAのほうがよい物件と感じるかもしれません。
しかし、Aは立地が悪く40%空室が常態化、Bは好立地で満室経営であれば、
Aの賃料収入は350万円〔5,000万円×10%×(1-40%)〕、Bは同500万円〔1億円×5%〕となります。
さらに、ローンや、ランニングコストによっても、収支は変わりますので、収益物件の良し悪しは表面利回りの数値だけでは判断できません。
では、どのように考えれば良いのでしょうか。
次回、収益物件の利回り(2)に続けたいと思います。
***最後までお読みいただき、どうもありがとうございます***
-
ビーエフエステート株式会社
住所:
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-35 たつむら青山811営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
電話番号:
03-5778-9888(代表)
03-6427-4888(賃貸管理部)FAX番号:03-5778-9887
- 掲載数全国No,1
2024年4月23日時点
自社調べ
Contents
What's New
- 2024年12月24日 市場変動への対応 ~市場動向の分析~
- 2024年12月23日 自然災害への備え ~復旧対策の準備~
- 2024年12月20日 自然災害への備え ~テナントとの連携~
- 2024年12月19日 自然災害への備え ~緊急時の体制整備~
- 2024年12月17日 自然災害への備え ~保険の活用~