インテリア　色の効果　桃色（ピンク）

第７回目は、「ピンク」についてです。

★特徴★
ピンクというと、
桃、桜、スイートピーなど、可憐で可愛らしいものを連想しませんか。
ピンクには、心を和らげ、優しい気持ちにする、という効用があります。
1979年に、アメリカのある海軍矯正施設の独房をピンクに塗る試みが行われました。
囚人の攻撃性が低下する効果が見られたとし、
当時の海軍将校の名にちなんで明るいピンク色を「ベーカーミラーピンク」と呼びました。
2011年にスイスの心理学者がベーカーミラーピンクより少し淡く落ち着いたピンク色を使って同様の実験を行ったところ、
より大きな効果があることがわかりました。
これを「クールダウンピンク」といいます。
クールダウン、というと鎮静作用のある青のイメージがありますが、
気持ちが落ち込んでいる時に
青を多用すると、より落ち込んでしまうことも。
ピンクはソフトな色合いから、
幸福感、安心感をひとに与え、攻撃性や怒りを抑制する効果をもつと考えられます。
イライラするときなど、
淡いピンクのものを見たり身に着けたりすることで、ストレス抑制の効用が期待出来ます。

 

★インテリア・生活への取り入れ方★
女性ホルモンの分泌を促し、髪や肌を美しく保つ美容効果がある色と言われています。
疲労感を軽減し、若々しさを保つ効果が◎。
カーテンやクッション、ベッドカバー等に
さりげなく取り入れてみましょう。
ピンクの花を一輪飾るだけでも、
風景が優しく感じられるでしょう。
女性らしいイメージが強い色なので、
男性には使用に抵抗があるかも。
ハンカチや靴下といった小物に取り入れるといいでしょう。