プロパンガスと都市ガスの違い

2021年10月28日(木曜日)

こんにちは♪不動産投資のビーエフエステートです(*^^*)

 

 

今日は、
プロパンガスと都市ガスの違い
について取り上げたいと思います。

 

 

投資物件をお探しの際に
「設備:都市ガス」
「設備:プロパンガス」
の言葉を見かけると思いますが、
この両者には何の差があるのでしょうか。

 

 

【プロパンガスと都市ガスの違い】
ガスには、プロパンガス(LPガス)と都市ガスの2種類があります。
ガスの性質・熱量が違うため、プロパンガスと都市ガスのガス機器には互換性がありません。

都市ガスは、道路下に通されたガス導管を通じて各家庭に直接ガスが届きます。

一方プロパンガスは、液化されたガスを容器に充てんし、その容器を各契約者に配送しています。
プロパンガスは、都市ガスが通っていない地域で主に使われています。

大体日本全国で、6割強の人が都市ガスユーザー、そして3割程度がプロパンガス(LPガス)ユーザーとなっています。

また、プロパンガスは空気より重く、都市ガスは空気より軽いという特徴があります。

 

 

【プロパンガスと都市ガスの料金システムの違い】
プロパンガスと都市ガスの料金の大きな違いは、「規制料金かどうか」という点です。

 

・都市ガスの料金システム
都市ガスは、2017年4月まで規制料金制でした。
「規制料金」とは、国の認可が必要な料金のことで、都市ガス会社は必ず「総括原価方式」を利用して料金を設定する必要がありました。
規制料金の場合、消費者は都市ガス会社を自由に選ぶことはできず、
地域ごとに決められた都市ガス会社を契約する決まりになっていましたが、
2017年4月に規制料金が廃止され、都市ガス市場が自由化されてからは、
各々の都市ガス会社が自由に値段を設定できるようになりました。
今までよりも安く都市ガスを提供する会社が出てきました。

・プロパンガス(LPガス)の料金システム
プロパンガス(LPガス)はといえば、ずっと昔から「自由料金制」です。
規制料金だったことがないので、決まった方式で料金を計算する必要もなく、国の認可も不要でした。
それぞれのプロパンガス販売店が仕入れ価格や人件費などのコストと自分たちの利益を考えて「自由に」料金を設定してきました。
そのため、プロパンガスは、同じエリアでも販売店が違えば料金がばらばらです。
プロパンガスは会社が違うと料金が大きく変わることも珍しくありません。

・プロパンガスの熱量は都市ガスの2倍以上
プロパンガス(LPガス)の熱量は都市ガスの2.2倍です。
これはプロパンガスと都市ガスの料金の違いにも関係してきます。
プロパンガスの熱量は1m3あたり24,000Kcalなのに対して、都市ガスの熱量は11,000Kcalです。
同じガスの量でもプロパンガスの方が熱量が多いのです。
濃度が濃い分、重さもプロパンガスの方が重たくなっています。
都市ガスでプロパンガスと同じ熱量の仕事をするためには、
プロパンガスのガス使用量の約2.2倍の都市ガスを使わなければならないということなのです。
そのため、正しいプロパンガスと都市ガスの料金比較には、
都市ガスの従量料金を2.2倍した都市ガス料金とプロパンガス料金を比べる必要があるのです。
実際に計算してみましょう。

プロパンガス料金(関東地方平均)
・・・12,520円
都市ガス料金(東京ガス・東京地区・一般料金)
・・・基本料金 759.00円 + 従量料金(142.10円×20m3)× 2.2 = 7,922円
熱量の違いも入れて、あらためて計算してみると、プロパンガスと都市ガスの料金の差は約1.6倍という結果になりました。
プロパンガスは都市ガスよりも料金が高いのです。

また、余談になりますが、
プロパンガスは、コンロによってはかなり火力が強いです。
よく料理をする人や、熱量・火力を重視したい人はプロパンガスのお部屋を好む傾向があります。

・どうしてプロパンガスは都市ガスよりも高いのか?
プロパンガス(LPガス)の方が高くなる大きな理由として、供給方法の違いが挙げられます。
都市ガスは、最初ガス管を地中に引くのに膨大な費用がかかりますが、
もちろん初期費用の回収がきちんとできるように計算して敷設しています。そして、一度敷設されれば、
後はガスの契約者の家までガス管を通って自動に供給されます。
つまり、都市ガスの場合はランニングコストは少なくて済みます。
一方、プロパンガスの場合は初期の費用はあまりかかりませんが、
毎回ガス販売員がボンベを契約者の家まで配達する必要があるため、
必然的に人件費やガソリン代などのコストがかかります。
この配送にかかるコストはプロパンガスの小売価格の大部分を占めています。
とりわけ、山奥などで、広いエリアに民家がまばらにしかない地域では
このコストが高くなってしまいがちです。
プロパンガスの場合、ホームページ等を見ても料金が載っていない場合がほとんどです。
もちろん、ホームページに載っていないからといって、ガス料金が秘密にされているわけではなく、
販売店に問い合わせれば料金表や見積もりで教えてもらえます。

 

 

・導入コスト
プロパンガスにせよ都市ガスにせよ、新築時には給湯器や配管設備などの初期費用がオーナー様負担となります。
都市ガスは導入時一括で支払うのに対し、プロパンガスの場合は導入コストを分割して、
最初に支払わなくていい代わりに毎月の料金に上乗せして支払うことが多いようです。

 

 

・都市ガスからプロパンガスへの切り替えができるのか
弊社では都市ガスからプロパンガスへの切り替えのメリット等について、
専門のスタッフがご相談にのります。
お気軽にお問い合わせ下さい。
いかがでしたか。

当社では、不動産の売買、賃貸、管理まで、オーナー様の不動産運用のトータルサポートをお手伝いさせて頂いております。

不動産投資に関する疑問・不明点等ございましたら、是非とも当社までお問い合わせ下さい。(*^^*)

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