西洋の建築の歴史14
2023年4月17日(月曜日)
第14回目は、バロック・リヴァイヴァル建築についてです。
・バロック・リヴァイヴァル建築
バロック建築の再現です。
ナポレオン3世の第二帝政とパリ改造計画を契機として1853年~1870年にフランスで出現したバロック様式のリバイバルです。
バロック・リヴァイヴァル建築の代表例:オペラ座(フランス・パリ)
オペラ座は1671年に開設され、1875年に現在のバロック・リヴァイヴァル様式として完成しました。
まず、目を引くのが、ファサードの豪華な彫刻。
オペラ座は、重厚な下層の上に双柱を並べています。
内部は派手な装飾で彩られ、バロック建築の再現を思わせます。
周歩廊もコリント式の円柱がありますが、柱頭が金色に塗られています。
40人の画家とモザイク職人、そして73人の彫刻家が参加したと言われています。
サン・ピエトロ大聖堂(参照:西洋の建築の歴史10)が人々を
「神様すごい、教会すごい」と思わせたように、
オペラ座も「フランスすごい、ナポレオンすごい」と思える
豪華絢爛な建物です。
↓オペラ座
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