西洋の建築の歴史18
第18回目は、産業革命と建築についてです。
産業革命時代(18世紀から19世紀初頭)に建てられた建物には以下の特徴があります。
工場について、大規模な建物が主で、労働者が多数雇用されていました。
住宅について、都市部に住む労働者の住宅が必要となり、多くのタウンハウスが建設されました。小さなスペースで多くの人々を収容することが可能となりました。
トラム駅や鉄道駅: 鉄道の普及に伴い、多くのトラム駅や鉄道駅が建設され、多くは今も残っています。
公共建築物について、市役所や図書館などが含まれ、
当時の科学技術の進歩に伴い、公共建築物は近代的なデザインになっていきました。鉄骨構造、スチール枠などが採用されています。
産業革命時代の代表例:グランド・セントラル・ターミナル(アメリカ・ニューヨーク)
1913年に建設され、アメリカの最大の鉄道駅であり、今も現役で活躍中。
駅内にあるトラックを巧みに配置することで、多くの乗客を高速かつ効率的に運送することができるように工夫・設計されています。
美しいグランド・ホール、大理石フロア、高天井、装飾されているカラムなど、
美しい構造を今でも見せてくれています。
↓グランド・セントラル・ターミナル
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