◎西洋の建築の歴史23

2023年5月23日(火曜日)

第23回目は、ゼツェッション(Secession)についてです。

ゼツェッション(Secession)とは、分離を意味します。

ウィーン分離派 (Wiener Secession) は、1897年にウィーンで設立された芸術グループです。

このグループは、19世紀後半のウィーンで流行していた古典主義の影響から解放され、独自の芸術的方向性を追求しようとしていました。

 

ウィーン分離派は、近代建築にも影響を与えました。

このグループからは、多くの著名な建築家やデザイナーが生まれました。

 

ゼツェッション(Secession)の代表例:マジョリカ・ハウス (Majolika-Haus) (オーストリア、ウィーン)

1898年に建築されました。マジョリカ・ハウスは、ウィーン分離派のメンバーであるフリードリヒ・ハーグ (Friedrich Haerdtl) によって設計されました。

建物は、外壁に使われた磁器タイルが特徴的です。これは当時の芸術的トレンドを反映していると考えられます。

ウィーンの都市景観にも貢献しており、ウィーンにおいて近代建築の歴史的な遺産といえます。

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