物件の選び方　～物件の状態評価～

①築年数と耐久性

築年数は老朽化の度合いを示す重要な指標です。
一般的に、築年数が浅いほど設備や構造の状態は良好ですが、単に築年数だけでなく、材料や工法、過去のメンテナンス状況も考慮しましょう。
例えば、築年数が古くても適切に管理されてきた物件は、想像以上に良好な状態を保っているケースもあります。
また、耐震や断熱などの性能が現代的な基準に適合しているかも重要なポイントです。

②修繕歴

過去の修繕履歴は、物件の現在の状態と将来の修繕必要性を判断する上で重要です。
適切な修繕は物件の価値を高め、家賃収入の増加や入居者の満足度向上にもつながります。
修繕の内容（例：浴室の改装、外壁の塗装など）、時期、品質をチェックし、どの程度価値が向上したかを評価します。
また、修繕後の経過年数も考慮し、次回の修繕時期や費用の予測もしておきましょう。

③設備の状態

設備の状態は、入居者が快適に過ごせるかを大きく左右します。
そのため、主要な設備の種類やメーカー、性能、製造年をチェックしましょう。
※動作確認や劣化状況の点検も重要です。
設備の更新時期や交換コストを予測しておくことで、突発的な出費を避けることもできます。
さらに、最新設備の導入も検討し、物件の競争力向上につなげることもできます。

 

これらの要素を総合的に評価することで、物件の現在の価値だけでなく、将来的な収益性や必要な投資額を適切に判断することができます。
建築士や技術者など、プロにより正確な意見を聞くのもいいでしょう！