防水工事

2022年5月13日(金曜日)

こんにちは、
今回は、「防水工事」を取り上げます。

一棟マンションあるいはアパートのオーナー様にとって、「アパートの防水工事は必要?」
「工事の費用はどれくらいかかるの?」等疑問をもつ方も多いと思います。

賃貸経営を行う上で、
防水工事は定期的に行う必要があり、怠ると入居者へ影響が及ぶこともありますので、
防水工事が必要な理由と防水工事の種類・特性をざっくり理解した上で、
適宜実施していただければと思います。


◎防水工事が必要な理由

防水工事が必要な理由は、ずばり「雨漏りの被害から建物や入居者を守る必要がある」からです。

特に、屋上は雨漏りの予防のため定期的に防水工事が必要です。

定期的な防水工事を怠ると、防水機能が低下した箇所から雨水が浸水し雨漏りが発生するだけでなく、
カビの発生や建物の腐食に繋がり、
建物の資産価値を下げることになります。

また、防水工事の不備による雨漏りは入居者のクレーム原因となり得る可能性や
二次被害として漏電などが起こる可能性もあるため、
防水工事を行うことは、
テナントリテンション(入居者確保)のために必要な行為と言えます。

雨漏りによって天井が崩落してしまったり、
フローリング床やタタミが傷んだ場合はそれらの修繕も必要となること、
また家具や家電が水浸しになった場合は損害賠償などの問題に発展する恐れもあることを
考えると、
オーナー様の賃貸経営のためには勿論、入居者に安心して生活していただくためにも、定期的な防水工事はとても大切です。

アパートで起こる雨漏りの原因はさまざまですが、なかでも屋上やベランダなどの防水に起因するケースが多いです。

 

◎防水工事の種類・特性
・ウレタン塗膜防水
ウレタン防水は、最も一般的な工法で、
液体状のウレタン樹脂を使用するため、多種多様な形状に対応可能です。

工事費用は比較的安く施工性がよいため、アパートやマンションの屋上やベランダなどに多く用いられています。

耐用年数は10年程度です。

 

・FRP防水
繊維強化プラスチック(FRP)を用いた工法で、
ウレタン塗膜防水と同様に液体状の防水材料を塗り重ねて形成する塗膜防水です。
軽量で耐久性に優れているため、
ベランダやバルコニーなどで採用されています。

紫外線に弱いという特徴があるため定期的にトップコートを塗り替える必要が生じます。

耐用年数は10年程度です。

 

・シート防水
シート防水は、塩ビシートやゴムシートなどシート状の防水材を敷いて防水層を形成する工法です。
塩ビシートが主流となっており、人が出入りする屋上などで採用されます。
継ぎ目に隙間ができると防水機能は低下してしまうため、塗膜防水と比較すると高度な施工技術が求められます。

耐用年数は10~15年程度です。

 

・アスファルト防水
新築時の屋上防水には、大抵アスファルト防水が採用されます。
アスファルトならではの強度から長期の耐用年数が期待できますが、
重量があるため、木造住宅には適しません。

耐用年数は15~20年程度です。

(※費用は塗装会社や住宅の規模により異なるため、割愛いたしました。)

 

 

いかがでしたか。
物件探しの際にも
「防水工事実施済み!」等記載ありますが、
これから購入する物件・お手持ちの物件の
防水工事の実施の際に、
上記ご参考にしていただければと思います。

ビーエフエステート株式会社

住所:
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-35 たつむら青山811

営業時間:10:00~19:00

定休日:水曜日

電話番号:
03-5778-9888(代表) 
03-6427-4888(賃貸管理部)

FAX番号:03-5778-9887

お問い合わせ