インテリア　色の効果　灰色（グレー）

第９回目は、「グレー」についてです。

★特徴★
グレーというと、
雲やコンクリート造の建物を思い浮かべることが多いのではないでしょうか。
「グレーゾーン」と言葉があるように、
中立、曖昧といった印象、
また、
都会的・シック・クールといった印象があります。
白と黒を混ぜた色らしい、印象です。
控えめで穏やかな色合いで、
特に強いイメージは持たず、他の色との調和が取れる色です。
火事が多かった江戸では、火事を連想させる「灰」の字を忌み嫌い「鼠色」と呼んでいたと言われています。
グレーの効用として、
波風を立てる事なく、穏やかな気分を保てるため、作業や仕事の能率を高める効果があります。
多用しすぎると、独創性や行動力を抑えてしまったり、決断力に欠けてしまうという側面もあります。

 

★インテリア・生活への取り入れ方★
日頃、神経が休まならない人は、
寝室の寝具やカーテンをグレーにすると◎。
仕事の場ではオフィスの基調色をグレーにする事で作業の能率が高まると
言われています。
しかし、グレーだらけだと、自分の意思表示を控えてしまい、長いモノには巻かれろという雰囲気が蔓延してしまいます。
グレーをベースにしながらも、
エネルギッシュな赤や、ぱっと明るい黄色なども一緒に取り入れると◎。
自宅のインテリア例でいえば、
寝具やカーテンは淡いグレーでも、
リビングにポイントで黄色い花があったり、
クッションは上品なラベンダー色にすると、
調和が取れるでしょう。