◎西洋の建築の歴史26
第26回目は、
「構造表現主義」と「脱構築主義」です。
「構造表現主義」とは、
構造(形式)の特性をそのままにした表現です。
平面を湾曲さえたシェル構造や折板構造、
吊り構造等により、柱のない大空間を具現化。
これは、コンクリートの高度な技術の発展によるものです。
構造表現主義の代表例:
シドニー・オペラハウス(オーストラリア・シドニー)
独特な貝殻(シェル)が目につく外観。
デンマークの建築家ヨーン・ウツソンが設計。
貝殻のような同じフォルムのリブヴォールト(参照:西洋の建築の歴史8)を繰り返し、
ヴォールトが扇形に寄り集まってドームを形成しています。
その造形の美しさと先進的な構造設計の両面において、高い評価を受け、
代建築として、2007年に世界文化遺産に登録されました。
一方で、
従来の四角い形を脱し、
激しく歪んだ建築が「脱構築主義」です。
東京オリンピックの新国立劇場設計で、一時期話題になった
ザハ・ハディド氏も、脱構築主義を掲げています。
脱構築主義の代表例:
ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン・ビルバオ)
CADを用いて設計されています。
平らな面が建築のどこにもない!!
チタンパネルの外観は
圧巻の存在感!
まるで、金ピカの宇宙船のようで、
観る者の目を楽しませてくれます。
古くから大切にされてきた「構造表現主義」と、ユニーク且つ斬新な「脱構築主義」、
この2つの主義が主役となって、建築界を賑わせております!
-
ビーエフエステート株式会社
住所:
〒107-0062 東京都港区南青山5-4-35 たつむら青山811営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
電話番号:
03-5778-9888(代表)
03-6427-4888(賃貸管理部)FAX番号:03-5778-9887
- 掲載数全国No,1
2024年4月23日時点
自社調べ
Contents
What's New
- 2024年11月26日 確定申告の注意点 ~よくあるミスと対策~
- 2024年11月22日 確定申告の注意点 ~書類・記録の管理~
- 2024年11月21日 確定申告の注意点 ~収支計上の基本ルール~
- 2024年11月19日 不動産投資に関連する税制 ~法人化による税務メリット~
- 2024年11月18日 不動産投資に関連する税制 ~相続・贈与に関する税制~