『普通借家契約』と『定期借家契約』

2019年3月2日(土曜日)

こんにちは♪不動産投資のビーエフエステートです(*^^*)

 

 

皆さんは『普通借家契約』と『定期借家契約』の違い、ちゃんと分かりますか?

『定期借家契約』は2000年に始まった新しい制度なので不動産業界でも知らない人もいるかもしれません。

 

まず『普通借家契約』では更新する事を前提としています。

その為、出ていって欲しい借主がいても「正当事由」がなければ更新を拒否する事が難しいです。

その「正当事由」も多少の契約違反では認められないケースが多く、一度部屋を貸してしまったら簡単には退去してもらえません。

 

ちなみに、このような契約形態は世界的に見ても珍しく、日本では「第二次世界大戦」で兵士が戦地から戻ってきた際

住処が無くなっていると言う混乱を避ける為に出来た制度のようです。

 

借主に取っては保護される良い制度かもしれませんが、例えば騒音やゴミ出しのルールを守らない入居者が居た場合、

優良な入居者まで出ていってしまうのは痛手ですよね。

 

新しい入居者が入っても、トラブルを起こす入居者が近くに居てはすぐ出ていってしまうかもしれません。

それに『普通借家契約』で借主に立ち退きを要求する場合、6ヶ月前に告知しなくてはいけませんし、

転居先の引越代を負担したりと貸主に取って頭を悩ませる事が多く発生します。

 

そして『定期借家契約』についてです。こちらは前述した通り比較的新しい制度です。

『定期借家契約』はその契約期間が終了すれば契約満了となります。

引き続き住みたい場合は双方合意の場合「再契約」と言う形を取ります。

 

なので貸主、借主が対等な立場で行える契約となります!

 

だったら全部『定期借家契約』にすれば良いじゃないか!と思うかもしれませんが、

貸主に有利な、自分勝手な契約書を作っても無効となってしまうので注意が必要です。

 

この契約は、あくまでも「優良な入居者を守り、整った住環境を提供しますよ」と双方が安心する為の取り決めです。

自身が入居者だった場合、「契約が終わったら出て行けと言われたらどうしよう。」等と思いませんか?

「横柄な大家さんだったら・・・」と不安な場合契約してくれないかもしれませんよね。

 

そうなったら元も子もないので、具体的に「○回滞納したら、騒音やゴミ出しは○回ルール違反したら」等

具体的な回数を契約書に書くと共にきちんと説明します。

優良な入居者であれば何でもない問題ですよね。

 

「むやみに追い出す事が目的では無く、快適な生活を送ってもらう為の取り決めですよ。」と説明すれば

安心して契約してくれると思います。

 

『定期借家契約』はあまり浸透していない契約形態ですが、理解した上で

『普通借家契約』と『定期借家契約』を上手く使い分けて、賢く楽しく不動産投資をしましょう!

 

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