不動産価格の動向　②コロナ後の市場回復状況

住宅市場：コロナ禍で一時的に高まった郊外志向から都心思考への回帰が見られ始めています。
ただし、完全な回帰ではなく「適度な都市機能・住環境の質」を両立できるエリアが人気を集めています。

賃貸市場：テレワーク対応物件への需要はいまだ定着しています。
仕事スペースを確保できる間取りや、通信環境の整った物件の募集賃料が上昇傾向にあります。

オフィス市場：最も影響が大きく、都心の大型ビルを中心に空室率が上昇。
ただし、最新設備を備えたハイグレードオフィスは根強い人気があり、二極化が進行しています。

商業不動産：飲食店舗の需要回復は業態によりばらつきがあり、
コロナ後の生活様式に対応した業態変換が進んでいます。

物流施設：引き続き堅調であり、ECの拡大を背景に新規開発が活発化。
投資対象としての注目度も高まっています。