キッチン最新事情　浄水器

前回に続き、キッチンの設備について取り上げます。

 

・浄水器自体の種類は、主に2つです。

混合水栓…浄水と水道水が同じ蛇口から出るので水栓は1つ

浄水器専用水栓…浄水と水道水が異なる蛇口から出るので水栓が2つ

 

いずれの水栓のタイプにも水栓一体型（カートリッジ内蔵型）と、ビルトイン型（アンダーシンク型）に分かれます。

 

水栓一体型は、水栓の胴体などにカートリッジが内蔵されており、場所を取らずカートリッジの交換も簡単。
リフォームの場合も水栓の交換のみで工事が完了。
カートリッジの交換目安は3ヶ月に1回程度です。

 

ビルトイン型は、シンクの下などに浄水器を取り付けるタイプで専門の工事が必要。
本体が大きく容量があるので、カートリッジの交換目安は1年に1回程度です。

また、浄水器一体型の水栓はメーカーによって名称が異なります。

 

【浄水器付き水栓のメリット・デメリット】
メリット
・レバー操作やスイッチ操作だけで簡単に浄水が利用できる

・水栓が1つなのでキッチン周りがスッキリ

・ウォーターサーバーのような電気代がかからずに浄水を利用できる

デメリット
・カートリッジの交換や手入れが手間

・リフォームの場合、設置工事が必要になる

・断水時には使用不可

・お湯は使えないものが多数

 

 

蛇口直結型浄水器なら、
賃貸併用住宅でも後付できます。
しかし、カートリッジの交換といった手間があります。

 

お料理好きの方には浄水器一体水栓はうれしい設備かもしれませんが、
外食の多い方や普段家にいないシングルなら
浄水器一体水栓のメリットはなかなか享受できない可能性も。

部屋に住む人のライフスタイルにあった、設備導入を考えましょう。